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引っ張りましたが、奈良といえば、秋篠といえば、なこちら。 ずっと伺ってみたかった、今回のミニトリップ最大のメイン。 ゲストハウスは一日二組だけ。 エントランスからして、期待が高まる。 kasukeの時のようにディテールに興奮しっぱなし(kasukeより、よりシンプルな感じ)。 部屋につけば、 かわいいしかせんべい(バターの香り豊かで、思いのほかしっかりとした甘さ。 おいしい!甘いクッキーってそんなに心からおいしいと思う機会がないですが、 これは本当においしい)が。 ちなみにデッキにも出ることができます。 夕食のスタート時間ギリギリのチェックインだったので、 ホテル部分入り口やらなにやらにいちいち歓声をあげつつ急ぐ。 大和の食材をふんだんに使った月代わりのお食事。 ボトルでヴァンドペイ、ドメーヌ・デ・フォンテーヌのマルサンヌをオーダーし、 (白のボトルは確かこれだけ) まず新じゃが芋のすり流し。 冷製かと思いきや、温かい。濃厚かと思いきや、意外にさっぱり。 温度と味わいが好バランス。一品めにするりといただく。 生じゅんさいとあぶり帆立の土佐酢ジュレ。 初春らしい、目にも爽やかな一品。 つるつるとしたじゅんさいと、ぷりっと香ばしい帆立、いやみのない酢加減のジュレ。 おいしい。 続いて筍と大和まなの葛うどんパスタ、実山椒風味。 写真はありませんが、このうどんパスタのおいしかったこと!! しこしこ、つるりとしたうどんに、山椒が野趣あふれる味わいを醸して‥。 今思い出してもこれだけのためにまた行きたいと思えるぐらい、 おいしく、かつここでしか味わえない一品だったなと。 その後、これもまた、まったりとした味が絶品だった自家製胡麻豆腐に 組み合わせの妙が遺憾なく発揮された 梅と新じゃがの茶碗蒸し(なかなかない取り合わせでしょう。 甘さのある梅の酸味に、ほっくりと香ばしいじゃがいものコンビネーション)、 煮穴子のひと口寿司(穴子の身がとても柔らかくジューシー! 本当に、一口。口福の一口)。 ここまででこの日の食事が記憶に残るものになることを確信する。 さらに皿は進み、海老真丈の湯葉巻きかき揚げと葉野菜のサラダ。 揚げ物であり、タルタル的なソースであるのに油っこさや重たさとは無縁。 パリパリとした衣にジューシーな海老、たっぷりと葉もの。 こんなに軽やかな揚げものがあろうか。 「お造りです」との声とともに、 黄味の味噌漬け(まったりとして、でもクセはなく食べやすい)、 豆腐の粕漬け、生湯葉、金時草etc,のプレート。 なるほど魚はないけれど、これは季節と滋味を切り取ったなず菜流の極上のお造り。 「出来立てです」と吉野葛の冷やしがため。 ぷるぷるとのど越しがよくて! (この葛はざっかセクションのほうで売られてもいたので翌朝購入) これと新生姜のシャーベット(ものすごく、生姜。好きです、こういうの)で 口のなかをさっぱりとさせた後メインの 大和牛のロースト、にんにく醤油風味が。 ものすごく柔らかでジューシー。いい意味で‘肉にくしさ’がない。 するりと、しかし満足感のあるメイン。 締めは自家製山椒の実入りじゃこ煮(素材の味を活かしたさっぱりめの 味付けで、これがまた美味なんだな~)添えのごはん、みそ汁、香の物。 (いうまでもなく)パンは大・大好きではあるが、ここはやはりお米だなあ。 甘味はライチのゼリー、空豆のみつ煮と白玉団子添えに苺。 メニュー‘白玉団子’の文字を見たとき、ご飯のすぐ後に重いかも?と 思ったのですが、なんの。みずみずしくて重たさの一切ない白玉。 最後に梅酒をロックで一杯。 壁一面が窓になっており、夕焼け~宵の入り~とっぷりとした闇の うつり変わるさまを眺めながらその土地の恵みを充分にいただく‥ スタッフの方のきびきびとしてにこやかな対応も気持ちよく、 本当に大満足の夕餉となりました。 そして、部屋に帰れば温かな光。 備え付けのリネンの寝間着に着替えて、 ロビーへ詰まれた『ひとりよがりのものさし』や白州本をめくりつつ、 朝ごはんを楽しみに、残りの奈良路を楽しみに、深い眠りへ。 そういえば、夢は見ませんでした。 静かな静かな、秋篠の夜。
by breadandmore
| 2008-05-07 23:28
| 和食
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