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憧れの単一畑のシャンパーニュ、 クロデゴワセとクロデュメニル(まま、こちらは相当飲む機会が なさそうですが‥)。 そのクロデゴワセを所有するフィリポナ社の当主さん (16代目!)を招いてのガラディナーが開催されるということで、 万難を排して申し込みを。 リストは ロワイヤル・レゼルヴ・ブリュット、 レゼルブ・ミレジメ・ブリュット2000、 クロ・デ・ゴワセ1999、 シュプリム・レゼルヴ・セック1996。 あまりお料理は期待していなかったのですが(すいません‥!)、 もうもう、これだけいただければ(しかもものすごく気前よくどんどん 注いでくださる)、大・満足! 当主が繰り返し強調していたように、 特にNVとクロデゴワセで感じたのは力強さとフレッシュさを 共存させた味わい。 NVのロワイヤルレゼルヴは、当主さん曰く できのよかった2005年の葡萄をメインにしたボトルを持ってきていると。 はちみつや、ムスク的な香りも少し漂わせつつ、黄金の泡は 豊かな香りでアペリティフ~前菜までをカバー。 お料理は、突き出しにアンチョビと生ハムのアリュメット (小さなパイ。うーん‥もう少しさくさくとした感じが欲しかった& アンチョビの塩がアンバランスに強かったかも??)、 続いてグルヌイユのソテー、プロヴァンス風、 カンパチのカルパッチョ仕立て、アヴォカドのムースとキャビア添え。 3、4杯はこの時点でNVを頂いたような‥。 パンは自家製のプチパン3種。 オリーブ入り、くるみ入り、プティバゲット。 お料理的には、パンが一番好きだったかもしれないです。。 むちむちしてて、味わいもシャンパーニュやお料理の邪魔をけして しない、いい意味の主張のなさ。 続いてミレジメ。 当主さん曰く、よりNVよりパワフルな‥とのことでしたが、 自分的にはパワフルというよりエレガントさが感じられました。 女性的で、するすると染み渡るような。 お料理は(全然見えませんが)ヒラメのレタス包み、シャンパンソースへ。 さてさて、お待ちかね!メイン(若干26歳の若き料理人さんが担当されたそう。 この後、何かの←失念 世界大会へ出られるそうな)にあわせてクロデゴワセ。 当主のドライいちじくの香りとの言葉通り(この香りはNVにも感じられますが、 力強いのにより雑みやえぐみがなくて、ピュアな印象)、 芳醇な香り、強く、かといって無骨な印象ではない泡の強さ。 NVのパワフルさとミレジメのエレガントさを あわせもちつつ、バランスよくミックスしたような‥(貧弱な表現で恐縮)。 ぶれぶれで切ないですが、 メインのロワール産子ウサギの背肉のファルス香草風味、 マスタード風味のキュイスのラヴィオリ添え。 ここまででおそらく確実にボトル1本以上くらいは飲んでます、ステキ!(笑) 最後に糖度の高いセック。普段セックやドゥミセックってほとんど飲まないんですが、 これは美味。件のドライいちじくの香りをもっと濃厚にして、 上品な甘さをプラスしたような。 デザートはりんごのミルフィーユ、バニラアイス添え (これにカフェ+プティフール的なボンボンショコラでお食事はフィニッシュ)。 デザートの印象よりもシュプリム~の印象のほうが強いなあ。 上質なデザートのような甘味でした。 めったにない機会なので、ミーハー的に当主のシャルルさんと記念撮影をし、 抽選会ではボトルを当てていただき(!もちろんサインを入れてもらった(笑)、 ホテルさん側からはシャンパンストッパー(もちろんフィリポナの。 グラスもフィリポナ&クロデゴワセの文字入りでした)を頂き、 女性にはこちらをおみやげに、と一輪の薔薇を頂き‥と、 本当に大満足な週末の夜を過ごすことができました。 飲んだ分だけでも相当なバリュー度だと思いますが、 これで主催のホテルさん側はペイできるのだろうか とちょっと思ってしまうぐらいの。 インターコンチネンタルさん、ナイス企画、 ありがとうございました! ああ、アイ村行きたし‥。
by breadandmore
| 2008-11-08 21:07
| フレンチ
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